ビールに絶対合う「鳥良」の手羽先唐揚げ

手羽先唐揚げの基礎知識

 

手羽先、手羽中、手羽元などの鶏の手羽レシピは実に豊富です。持ち手があるから子供のパーティ等にもピッタリで、それぞれの部位の特長を活かした煮物、焼き物は、各家庭でも必ずオリジナル料理があるほどです。

 

そんな手羽先ですが、ここで紹介するのは唐揚げです。手羽先唐揚げは、その名の通り鶏の手羽先をから揚げにした料理で、日本各地で親しまれていますが、特に愛知県名古屋市や周辺地域となる中京圏では、特に多く食べられているようです。

 

基本的には、手羽先をから揚げにしてタレを塗って、そこに塩、胡椒、白ゴマなどを振りかけて食べます。食感がパリパリしていて更にスパイスの効いた味が加わった美味しさが特徴で、酒の肴として最適で、特にビールには絶対合うと思います。

 

手羽先と言えば一般には鶏の羽先の部位を指しているものですが、愛好家の多い中京圏ではこの手羽先唐揚げのことも単に「手羽先」と呼んでいる場合が多いそうです。この手羽先唐揚げを最初に出したのは、名古屋の鶏料理店「風来坊」であるとされているのですが、店主だった大坪健庫氏が鶏の半身を豪快に使った唐揚げに秘伝のタレで調味する「ターザン焼き」を北九州市で開発、その後、名古屋市熱田区に移り、手羽先をから揚げにして「ターザン焼き」のタレを付けるメニューとして完成させました。値段も手頃だったので、たちまち人気メニューとなったわけです。